三大累積債務国を上回る借金地獄
米国の純債務は87年末に約3700億ドルに達し、三大累積債務国であるメキシコ、ブラジル、アルゼンチンの債務合計をも上回っています。
ちなみに日本の対外純資産(債権)は83年まで一進一退で最高300億ドル台でしたが、84年に750億ドルとなった後は倍々ゲーム。
87年末には2400億ドルに達して世界最大の債権国になってしまいました。
一見、泥沼のような赤字の原因をまず分析しましょう。
財政赤字については、初期の高金利による国債利払い増、景気後退による税収減と歳出増が連邦予算の見通しを狂わせました。
また、インフレが急速に沈静化したことも名目の歳入増を抑えるという意外な結果になりました。
当時のストックマン行政予算管理局長は「経済再生計画」策定当初は高めのインフレ率を想定して税収をはじき84年度の収支均衡達成を目指したが、不況とインフレ収束が誤算となったことを明らかにしています。
ただ、減税によって税収増を図るというサプライサイダー固有の理論が、期待通り動かなかったのも事実でした。