世界最大の債務国は・・・・
つい最近、正確には83年まで米国は世界最大の純債権国でした。
統計によって誤差が大きいですが、83年の米国の海外資産は約2000億ドル(うち約1000億ドルが中南米に存在しました)、これに対し負債は約1000億ドルでほとんどが西欧からの借金。
差し引き1000億ドルの純資産が残る純債権国でした。
それが84年には劇的に減ります。
中南米の資産が急減、逆に西欧からの負債が倍増して純資産は僅か50億ドル弱。
85年に至ると、中南米の資産が500億ドル強に半減した結果、資産総額は1300億ドル余、一方で負債は2400億ドル以上に膨れ上がって、一気に1100億ドル余の純債務国に転落します。
資金は西欧から2000億ドル、そして日本から400億ドルと推計されています。
中南米での米国の対外資産(累積債権)が急減したのは、いわゆる累積債務問題が解消したのではなく、資金の動きが変わったのが原因とみられます。